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小さな在庫管理

在庫管理導入からシステム作成まで詳細解説!

適性在庫とはを用語の定義を通して詳細解説! [在庫管理導入#02]

この記事では、在庫関連用語を定義し、適性在庫とは何かを確認します。

言葉の定義があいまいなままだと、認識ズレが発生し易くなります。確実なコミュニケーションの為に早い段階で、用語の定義を関係者と共有しましょう。また、関係者のマインドを変える意味でも重要となります。


在庫管理序論

在庫関連用語の定義


在庫推移を図示しましたので、これを参考に関連用語を解説します。
また参考図は、在庫は時間経過とともに変動するものであるとの意識付けにも活用しましょう。


適正在庫


縦軸は在庫量を表わしています。在庫量関連の指標は3点あり、それぞれ計算で求まります。

①最大在庫
・在庫置き場の最大容量

②発注点
・注文タイミング

③安全在庫
・受注変動に対応するための余剰在庫量


横軸は時間経過(日付)を表わしています。時間軸関連の指標は3点あります。

④棚卸し数
・在庫数量の基準数

⑤現在在庫数
・当日朝の在庫数に、当日入庫分を加算した在庫数
(=当日使用可能数量)
 リアルタイムなシステム運用時は、その時(Now)の在庫数となります。

⑥有効在庫数
・現在在庫数から、出庫予定数を減算した在庫数
 次回入庫まではマイナス表示となるときもある


発注関連の指標は2点あります。

⑦調達期間
・注文から入荷までの間隔 発注リードタイムとも言われる

⑧発注期間
・定期的に注文する場合の、今回注文から次回注文までの間隔


適正在庫とは


参考図を見ていくと、棚卸し日から2日目に発注点を超過したので注文をしています。調達期間を5日とすると、7日目に入庫され在庫量が復元します。

在庫管理が導入されると、標準的には、最大在庫と安全在庫の間を在庫量が変動していきます。
仮に出庫量が多いときは、安全在庫に食い込んで低下していきますが、欠品(=在庫0)には至りません。


この最大在庫から安全在庫付近の範囲で在庫量が推移する状態が、在庫の ”適正水準が維持されている状態” と言えます。

これらを踏まえ、適正在庫量とは ”欠品しない、最小在庫量” と定義されます。



次回は、管理関連用語について解説します。
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